オーパスクリーンについて、よく聞かれる質問をまとめました。
本当に、洗浄力があり、手肌・素材・環境にやさしいの?
人体への害、水質・環境汚染につながる化成品は一切含まれておりません。その安全性から医療関係、ペット用品業界でも使用されています。
オフィスのOA機器、図書館の書籍の保護カバーの洗浄など不特定多数の人が触れるものがある環境でクリーニング液として常時使用されています。
化粧品メーカーにて化粧品のベースとしても使用されています。
帯電防止・汚れの再付着防止効果があるの?
静電気の帯電防止効果は別紙レポートにもあるように純水と比べるとケタ違いに優れています。大手カメラメーカーのレンズ製造工程にて、コーティング前のレンズ洗浄に使用されています。
コーティング前のレンズは静電気による埃の付着が許されないため、本洗浄水を使用し静電気と汚れを除去したのち、温純水でリンスしています。
ラジオ放送においてレコード再生がメインであった時代にNHK/FMにてレコードクリーナーとして使用されていました。
レコードクリーニングにおいても再生時のチリパチノイズの原因となる埃の付着防止に効果を発揮します。
昨今、再び活況を呈しているレコード業界において、レコード店・オーディオ店にてレコードクリーナーとして販売中です。
洗浄力はもとより、静電気の帯電を防ぐことで、再びの埃の付着を防止することができる点が各所で採用される理由です。
合成界面活性剤・水酸化ナトリウム・アルコール類は配合してないの?
オーパスクリーンには一切含まれておりません。合成界面活性剤は素材の表面に膜を作り残留する性質があります。
水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)/ アルコール類は油脂や皮脂と結合して鹸化作用という反応を起こし、その結果、界面活性剤
を生成します。
本製品に合成界面活性剤はもちろん苛性ソーダやアルコール類も配合されていません。
油脂や皮脂がある場合でも鹸化作用による界面活性剤の発生はありません。
表面の汚れや付着物をマイナスイオンの効果で浮き上がらせ、除去できる状態にするのがオーパスクリーンです。
最終的にクロスなどで拭き取ったり、精製水で洗い流すことにより汚れを除去し、付着物を残さずにクリーニングすることができます。
液を滴下した後、除去効果を得るために、しばらくそのままにしなくても良いのでしょうか?
滴下後「そのまま」にはしないでください。
汚れに対する剥離効果は液中の電解質が水の中にイオンの状態で溶解しているからこそ発揮されます。
逆に時間をおくことで水分のみが蒸発し剥離効果は失われていきますので、必ず間をおかずに全て拭き取るようにしてください。いわゆる洗剤やシールはがし剤のような「効くまで少し待つ」的なイメージは捨て去っていただいてかまいません。
液の使用後は表面が強いアルカリ性になったままということはないのでしょうか?
用量・用法を守る限り、使用後は化学的にも静電的にも中和の状態へと向かいますので液が強アルカリであることに関する心配はありません。
これも、洗剤や漂白剤に対するような懸念は必要ありません。
何年たっても使えますか?
フタをして直射日光を避けるなど、保管状況が適切であれば10年以上経っても効果が失われることはありません。
また、寒冷所で凍結してしまっても、常温で液体に戻れば再び使用することができます。
また、寒冷所で凍結してしまっても、常温で液体に戻れば再び使用することができます。
フタを閉め忘れてキャップに白い結晶ができてしまったのですが?
それは液中の電解質が結晶化したもので、それ自体は無害です。拭き取りを忘れ、洗浄の対象物に白い結晶ができてしまった場合も含め、再度本液を使って洗浄し、拭き取ってください。
帯電防止について
静電気帯電に起因して発生する障害、特に埃の付着に関して、これを抑制する効果を確認するために行った実験結果を以下に示します。[被験材料]
ポリ塩化ビニール板_φ300×t1 mm(ポリ塩化ビニールを使った主な製品・・・レコード盤/電線被覆等)
ポリ塩化ビニールは絶縁体であるため、発生した静電気は長期間帯電することになり、ほとんどの場合プラスに帯電します。
ポリ塩化ビニール板2枚に木綿布を用い摩擦を行い、1018Ω・cmの電気抵抗率が発生したこと(静電気の負荷)を確認した上で、一方の試験板にオーパスクリーン、他方に純水をそれぞれ5mℓづつ噴霧する。
中性紙で液をふき取り、乾燥後再び木綿布を用い同様の摩擦を行い、電位計でそれぞれの表面固有抵抗を計測した。
抵抗値が低い程、表面の導電性が上がり静電気の帯電を抑制する効果がある。
[計測結果]
オーパスクリーン | 純粋 | |
表面固有抵抗 | 1TΩ | 1000000TΩ |
目的 | 表面固有抵抗 要求レベル |
静的状態における障害防止(ホコリ付着防止) | 1TΩ ~ 10TΩ |
動的状態における障害防止(常時帯電防止) | 0.01TΩ ~ 1TΩ |
通常静電気は空気中のマイナスイオンと結びつき電気的に中和されていきますが、絶縁抵抗値が高いため静電気を帯びやすく、且つ長期間帯電しやすいポリ塩化ビニールなどの合成樹脂の帯電障害の防止には、上記表で数値目標に達していることからもわかる通り、オーパスクリーンを一定間隔で使用することにより障害防止の目的は達成するものと考えられます。
アルコールや水酸化ナトリウムを含む液とオーパスクリーン による洗浄の違いについて
オーパスクリーンによる洗浄後の液は濁りがあり埃以外の沈殿物はありません。これは含まれるマイナスイオンにより 剥離した汚れが液体中に溶解しているためです。
一方、アルコールや水酸化ナトリウムを含む液による洗浄では液中に沈殿物が生じる場合があります。
これは、アルコールや水酸化ナトリウムを媒介として水と油脂や汚れが混ざり合う鹸化という現象が起きるため、石鹸に近いものが生成され、それが沈殿物となっていると思われます。
類似商品との違いについて
一概には言えませんが、電気分解やマイナスイオンを謳った製品の中には、食塩水を電気分解した際に発生する水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)がそのまま含まれているものがあるようです。苛性ソーダは洗浄力が強いですが劇物のため、そういった商品には必然的に禁止事項が多く、濃度により素材や手肌を傷める場合があります。
また、経時変化でイオンが消滅し、洗浄力が失われていく商品もあるようです。
食塩は電解質として最も優れており、高い水素イオン濃度を作り出すことができますが、同時に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)《毒物及び劇物取締法により原体および含有5%を超える製剤が劇物に指定されている。》が生成されるため、食塩水のみの電気分解で得られた電解還元水・水酸化ナトリウムが含まれる液体は安全とは言えません。
オーパスクリーンは水を電気分解する際、他の電解質を添加することで水酸化ナトリウムを生成させないだけでなく、水酸化物イオンと対イオンの結合による生体に有害な物質の生成がなく安全で、しかも高い水素イオン濃度を維持させることに成功しています。 また、マイナスイオンによる還元がはたらくため、酸化による素材の腐食や劣化をおこさせないのもオーパスクリーンの特長です。
pH値と生体 ~ 身近な例
pH値(水素イオン指数)
pH1 | pH7 | pH14 |
酸 性 | 中 性 | アルカリ性 |
水酸化ナトリウム | pH13 | 強アルカリ性 | タンパク質を激しく分解し、皮膚への高い腐食性を持つだ けでなくアルミニウムも侵食する。水和熱が大きいため、固形状のものと水で爆発反応を起こすことがある。 |
第三リン酸ナトリウム | pH11.2 | 強アルカリ性 | 植物の伝染病予防のため、植栽バサミ、ゴム手袋、鉢の消 毒などガーデニング分野で滅菌に用いられる。 |
アルカリ温泉 | pH10 ~ pH11.5 | 強アルカリ性 |
アルカリ性泉は物質が沈殿しやすく溶存物質総量が少ないため身体に対する刺激がやさしく、湯がやわらかくて入り心地が良い。入浴時、肌につるつるとした感覚がある。 |
塩 酸 | pH1 | 強酸性 | 気化したものは呼吸器を激しく侵し、多量に吸入した場 合、肺水腫などを引き起こし死に至る。皮膚への腐食性が あるので、化学熱傷の原因となる。 |
レモン果汁 | pH2 | 強酸性 | 食品であり、清涼飲料水、サラダドレッシング等にも用いられる。 |
オーパスクリーン | pH12±0.5 | 強アルカリ性 | 皮膚腐食性/刺激性なし、毒物及び劇物取締法規制対象外で目に対しても無刺激物の範ちゅう。 |
このようにpH値の高さ・低さがそのまま危険性につながるわけではありません。 日本に無数に存在するアルカリ温泉は強アルカリでも皮膚を溶かすようなことはなく、逆に美肌効果が謳われています。 強アルカリ全般が危険なわけではなく危険度はあくまでその物質の性質に依っていることがご理解いただけるかと思います。